全国的に歯科の名門校である東京医科歯科大学より
歯周病学講座 和泉雄一教授をお招きし
愛健会のドクター及びスタッフに対して院内講演会を実施していただきました。
歯周病とは、歯を支えている骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。
木で例えるところの、根っこの周りにある土がなくなってしまう状態です。
当然土が無ければ、木は倒れてしまいます。
歯周病によって地盤の緩んできた歯は次第に揺れ始め、噛んで痛くなったり、歯茎が腫れてしまったりします。
そんな自覚症状が出始めたときには手遅れなことも多く、残念なことに抜歯しなければならないことも往々にしてあります。
しかし!私たちはそんな歯を救済したい、自分の歯で美味しく食べ物を食べれるお口にしたい。
和泉雄一教授による講演会は全2回コース。
1回目は歯周病の基本治療について。
いわゆる歯石除去や歯ブラシ指導。
そして2回目は歯周外科。
歯周基本治療だけでは完治しない重症例の歯に、歯茎を開けて歯茎の中の汚染物質を取り除くフラップオペレーションや、
歯周病で失われた骨の再生療法、グラグラになってしまった歯を残すためのノウハウ。
”私たちは神様じゃありません。”
当然状況により残せない歯もあります。和泉先生もそうおっしゃってました。
しかし歯を残したい患者さんの思いに応えるための様々なヒントをこの講演で得ることができたと思います。
とても学びの多い2日間でこれを機により一層患者さんに対して貢献していけたらと思う次第です。
歯茎から血が出る。歯がグラグラしている。歯茎がよく腫れる。口臭が気になる。
そんな症状のある方は自分の気づかないところで歯周病が進行しているかもしれません。
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