PMTCとはプロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニングの略称で、予防処置に欠かせない口腔内のクリーニングです。毎日磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくいところ、汚れがたまりやすいところができてしまいます。
その部分の掃除を徹底的に行うのがPMTCです。PMTCは、アクセルソン教授によって提唱されたものです。アクセルソン教授はスウェーデン・イエテボリ大学の予防歯科主任教授で、「ミスター・プリベンション(予防)」と呼ばれ、世界中の公衆衛生(予防歯科)が彼の研究に影響を受けています。1979年に彼によって計画され、スウェーデンに導入された予防プログラムは、6年後には3歳児のムシ歯率80%をわずか4%にまで引き下げた事でも知られています。
>>PMTCの手順 >>歯石除去と歯面清掃 >>PMTCによる虫歯予防の実績
1.プラークの染め出し
汚れているところが、患者さん自身によくわかるように、プラークの染め出しをします。赤く着色したところがプラークです。
2.ブラッシング
その後衛生士がブラッシングを行いました。プロの衛生士がブラッシングを行ってもプラークは残っています。ブラッシングで取れないプラークはバイオフィルムと呼ばれる頑丈な細菌の膜です。バイオフィルムは特殊な器械と薬を使い除去するしかありません。
2.バイオフィルムの除去
低速の回転器具により、(もちろん痛みはありません)バイオフィルムを完全に除去したところです。非常にきれいで歯の表面はつるつるしています。患者さん自身もとても気持ちが良いようです。
1.歯石除去
振動や音の少ない歯石除去器を使用し、歯石を取るときのキーンという音や振動を少なくし痛くなくまた傷つけないように細心の注意を払っています。
2.プロフィーメイトによる歯面清掃
パウダーを吹き付けることで、歯の面の清掃を行います。 術後の歯列がとても綺麗になってるのが分かります。
3.歯面清掃と研磨
研磨ペーストを歯の面に塗りラバーカップやブラシを用いて、歯の面や間を清掃研磨します。
グラフはA「PMTCを4年間継続して受けたグループ100名」とB「PMTC以外の歯の治療を年1回受けたグループ100名」との虫歯の発生状況を表したものです。
Aグループの人の虫歯の発生本数は4年間で61本でした。 一人当たり0.6本ということになります。
Bグループの虫歯の発生本数はなんと941本でした。 一人当たりでは、9.4本虫歯が発生したことになります。
つまりPMTCを4年間継続して受けると、PMTCを受けない人に比べて虫歯の発生率は1/16ということになります!